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狙いは世界最小・最薄・最軽量のボディ! ![]() 世界最小・最薄・最軽量の“ハンディカム”『HDR-TG1』はどのように誕生したのでしょうか?まず商品企画の田中さんと設計の小佐野さんに、企画意図やコンセプトをうかがいたいと思います。
田中(大) ビデオカメラの市場は成熟しています。実際の使用状況は、子供関係の撮影がかなりの割合を占めており、市場活性の必要性があります。今回の『HDR-TG1』は、子供関係の撮影をさらに快適にするだけでなく、旅行、さらには散歩や友人と会う時などの日常のいろんなシーンでも、もっと“ハンディカム”を使って、動画の楽しみを知って欲しいという思いから企画がスタートしました。 小佐野 田中さんの企画を聞いて、超小型の“ハンディカム”をやるしかないと。携帯電話や“サイバーショット”のように気軽に持ち歩いて動画撮影を楽しむ。“ハンディカム”もこれからはそうした使い方をして欲しいですから。でもソニーがやるなら、世界最小最薄をやりたい! それが設計コンセプトです。 ―世界最小・最薄・最軽量を目指した『HDR-TG1』ですが、タテ型スタイルを採用しています。デザイン担当の高木さんに、このデザインに決定するまでの経緯を教えていただきたいのですが。
高木 企画がスタートしてから、どのくらいのサイズになるか? ヨコかタテか? それらの検討から始めたのですが、薄型軽量コンパクトの本体の特徴を生かすには縦型がふさわしいと思い、提案しました。 小佐野 タテ型モデルは今までもあったけれど、小さな超薄型ボディで、がっちりと本体を握るタイプは、『HDR-TG1』が初めてです。企画も設計もデザインも、全員一致でこのデザインにしようということになりました。 高木 最小・最薄を求めた結果、このデザインになりました 。デザイナーとしては、カタチの自由度も欲しいので「あと数ミリください」と小佐野さんにお願いしましたが、頑なに拒否されました(笑)。たしかに、使いやすさを損ねては意味がないですから。女性も握りやすいようにギリギリまでボディを薄くするなど、ユーザーの視点でデザインを進めました。 ―『HDR-TG1』はボディ素材にチタンを使用していますが、これは最小・最薄・最軽量のためなのでしょうか? それともデザイン的な狙いから採用したものですか?
大島 私は『HDR-TG1』の外装設計を担当しました。“いつでも持ち出せるプレミアム感”を実現させる為に、チタンという差異化されたイメージを持つ材料を、当初から使ってみたいと心に秘めていました。また、ここまでのボディの薄型化や小型化には、アルミでは強度が足らず、ステンレスでは重くなってしまい、その点でもチタンは非常に魅力的な素材でした。 ビデオカメラにチタンを使うのは、おそらく世界初だと思います。それだけにハードルが高く、チタンそのものの素材特性や加工技術など、ソニーも部品メーカーも初めてのトライなので、協力しながら実現しました。 高木 チタンはデザイン的にかなり難しい素材でした。なにより素材の色が独特。その色を生かすために、グリップなどのカラーとのマッチングに悩みました。グリップをブラウンにするとチタンと違和感なくマッチングすることがわかり…。チタンという素材のプレミアム感を生かした、カラーリングに仕上がったと思います。 大島 素材の色や質感は高木さんと何度も相談しました。チタンといっても実は様々な種類があり、素材特性により色も異なります。今回採用したチタンは、部品メーカーや材料メーカーに無理をお願いして、かなり明るい発色を実現したもので、さらに無色透明のハードコーティングを施してプレミアム感を高めているのです。 |
![]() DI事業本部PV事業部
設計2部1課 小佐野 圭司 (TG1商品全体まとめ) ![]() DI事業本部PV事業部
商品企画部商品企画課 田中 大 (商品企画担当) ![]() クリエイティブC・コンスーマー
プロダクツデザインGp・ PIデザインチーム 高木 紀明 (デザイン担当) ![]() DI事業本部PV事業部
機構設計部1課 大島 正昭 (外装設計全般) |
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