INTERVIEW
『DSC-F828』にかける想い〜開発者インタビュー
『DSC-F828』
第一章 レンズはカメラの命
家形:
まず、『DSC-F828』の前提として2002年10月に発売された『DSC-F717』がありました。このモデルは画素数が5メガであったり、レンズのF値(注1)がF2.0であったり、バッテリーが持つとか、カールツァイスであるとかで現在(2003年9月)もお客様から好評を得ています。ですから他社メーカーさんの競合機種が揃いだし、これからの新しいソニーのハイエンドモデルを考えた時、『DSC-F717』を実際に使われているお客様のご愛用者アンケートのご意見を分析することから始めました。
(注1)レンズの明るさを表す。F値は数値が小さいほど背景がよくボケる。また、光をたくさん取り込めるため、速いシャッタースピードで撮影できるのでブレにくい。
家形: その結果、レンズに関しては倍率、つまり「『DSC-F717』の5倍以上の光学ズームが欲しい」という声が多かったんです。また、デジタルカメラの中級機以下だと要望としてあまり出てくるところではない「広角レンズ」という要素もかなりの数ありました。
これらのご意見を踏まえて「カメラの命でもあるレンズは、要望に応えた新規レンズをいままで以上にしっかり作り、進化させよう」ということを優先順位第一位に決めました。しかし光学ズームの倍率をあげると、「大きさ」にも響きます。バランスを見ながら、性能をきちっと出した上での高倍率を目指そうということになりました。結果として「28mm」という広角に対応したレンズ、さらに光学ズーム7倍というところを実現し、もちろん「F値2.0〜」という『DSC-F717』で実現した明るさはそのままキープ、しかもT*コーティングといったすばらしいレンズが出来上がりました。
| 1 | 2 | 3 |
NEXT
CLOSE