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ボックスタイプから凹凸のあるスタイルへ ―新しい〈ネットジューク〉、ワイドアンドローのバランスが絶妙ですね。
瓜谷 従来の〈ネットジューク〉はオーソドックスなマイクロコンポを思わせるデザインでした。昨年まではHDDを搭載したコンポ自体が珍しかったので、まず、誰が見ても「コンポ」と意識できるデザインでないといけないと思っていました。あれから1年、HDD搭載コンポも一般的にずいぶん認識されてきましたし、今回はデザインもガラッと変えて、HDD搭載であることの先進性を感じさせる形にしようと考えました。 杉山 デザインの前提は、本体の高さを下げるということでしたね。ほかはあまり制約がなくて、けっこう自由度が高いデザインの依頼だったと思います。 瓜谷 ポイントは大きく分けて2つ。真ん中が凹んだワイドアンドロースタイルであること。それと、カラー液晶を充分PRできる形にしてほしいということです。発砲スチロールを削って、モックをガンガン作ったよね。何個作ったか覚えてます? 杉山 正確な数はわからないけれど、たくさん作りましたよね。図面よりも立体のほうがイメージを伝えやすいので、とにかくモックを作ってイメージを確認し合っていきました。モックを見ながら、できる・できないの繰り返し。何度も何度も話し合って、この形に落ち着きました。本体とスピーカーの高さのバランスはこのデザインのポイントなので、これもいろいろと考えましたね。 ―カラー液晶は本体の天面に。ありそうでなかった場所かも?
瓜谷 液晶を天面に置くというのは、杉山さんから出てきたアイデア。我々は、液晶は真正面にあるものと思っていたから、「本当に操作しやすい場所ってどこ?」とあらためて問い、「天面でもいいじゃない」という答えが得られたことがとても新鮮でした。天面にさらにバリューを持たせるために、ウォークマンのポートも置くというのも彼の発案。ワイドアンドローのスタイルを存分にいかすデザインだと思いました。 杉山 最初は液晶をフロントに入れたデザインも考えましたが、それではボタンの位置が追いやられてごちゃごちゃしてしまうし、まず、見栄えがすっきりしませんよね。液晶を天面に持っていくことで、デザイン的にも機能的にもよりよくなると思ったんです。しかし、店頭ではフロント部分もよく目に付く部分ですから、フロントもシンプルにカッコよくしたい。いろいろ考えて、たどりついたのがこのデザイン。天面に液晶とコネクタ部分を配したのは、苦肉の策でもあり、必然だったということなのかもしれないですね。 瓜谷 4.3インチのカラー液晶を積んでいるコンポはほかにないと思いますよ。また、コネクターなどを天面に集めたことで、設計もその部分の開発に集中できます。液晶パネルがどの角度でも止められる構造は、設計さんに頑張っていただいたおかげです。 |
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