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わ〜ん。急に引っ越しをしなくてはならなくなりました。時は梅雨。それでなくても、苦手な季節なのに。
と言っていても、始まりません。ここは気分を変えていくしかないのです。
そんな私の事情もあって、今回は「梅雨」だって元気仕様にしてしまう、ポジティヴな力に充ちた女性シンガーの新作をご紹介しましょう。
まず、リズ・ライトです。彼女はいいですね。ちょい暗めな歌に、ぐっときます。
彼女がその全貌を現した『ドリーミング・ワイド・アウェイク』は、この夏の定番におすすめ。ビートルズも歌った「テイスト・オブ・ハニー」が、ギターを伴い、陰影をもったブルース調で歌われる冒頭からノック・アウトです。
リズの低い歌声には、ブルースの粒子がちりばめられているようで、タイトル曲〈ドリーミング・ワイド・アウェイク〉他、オリジナル・ナンバーを歌っても、何を歌っても深いところで心に響くのです。
教会の牧師だった父親の影響で聖歌隊に参加し、ジャズ、ブルースに目覚めたという彼女は、まだ25歳ながら歌にエモーションをこめることができる。それがリズ・ライトを希有な存在に高めています。
南部的なギターやハーモニカをバックに歌った、ニール・ヤングの「オールド・マン」にも、リアリティだけじゃなく、若い女性ならではの夢をつけくわえて、お見事。今後も目が離せない人です。
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