α開発者に聞く αユーザー座談会
佐藤 基本的なカメラの性能にかかわるところではないのですが、“α700”では、気持ちや感覚のうえで、シャッター音も重要だと考え、その音にもこだわれました。
「前の“α100”に比べて、軽くシャープな感じの音になりましたよね。人物撮影だと、シャッター音のテンポも必要なので、よいかもしれません」
「フィルム時代のカメラでシャッターを切っていた感覚に近くなったのかな。小気味よい音だと思います」
佐藤 いいシャッター音にしたいと、オーディオ事業部の協力を得てメカが出す音を分析し、カメラのメカを作りこんで行きました。音の話をすると、コンパクトデジカメのようにスピーカーで作った音を出していると誤解している人が意外と多いので、念のためそうではないことがわかるようにしました。ただ、いい音って難しいんですよ。人によって捉え方が違いますから…。それを具体的にするために、自動車メーカーが採用している官能評価という方法も採用しました。ミラーのダンピングといった細かい部分まで調整しながら、この音に仕上げています。
カメラ雑誌で、このシャッター音について読んだときは、音なんて関係ないだろうと思ったんですが、こうして聞いてみると、確かに心地よいですね」
「身軽になった感じですね。ホディは重くなったけど、その分、気持ち的には軽くなったという感じ(笑)」
「秒間5コマで連写したときの音がね…気持ちいい。さすが音の技術を培ってきたソニーだと思いましたよ。ついつい連写したくなる音!」
オーディオ事業部の協力まで得たという、シャッター音へのこだわりに、参加者はやや驚いた様子。誰もが気持ちよさそうに連写音を響かせていたのが印象的だった〈笑〉。
上田 これまで“α100”をお使いいだいている方に、より速くいろんな設定を変えていただけるように、“α700”はクイックナビゲーションを採用しました。大きくなった液晶モニターとクイックナビゲーションの組み合わせは、使い込んでいただければ、より速く快適に設定変更していただけます。
「液晶が大きくなっているので、ナビ画面も見やすい。使いやすさはまだわかりませんが。慣れてきたら、使いやすくなるのでは」「クイックナビゲーションとか、すごくわかりやすくていいですね。液晶を見て設定する分にはやりやすい。ただ、デジタルになってからはISOもまめに変えているので、できればファインダーのなかでISOとかは確認したいですね。
ISOは十字キー一発で入れられたし…」
上田 これまでは、2ダイヤルをアイデンティティと して認知してもらっていましたから…。たぶん、最初はとまどわれるかと思います。もつとも、操作ボタンを全部変えているわけではなく、昔からの流れを引き継ぎながら、操作性を向上させようと設計していますので、使っていただければすぐに馴染むと思います。
「私は、撮影中に画質と画像の大きさを頻繁に変えるので、その点をもっと設定しやすくして欲しかった」上田 そのように頻繁に使われる設定がある方は、この カスタム釦に機能を割り付けていただけば、すぐに設定変更できるようになります。
「前後ダイヤルの組み合わせはよくできているので、すぐ慣れてしまうと思います。個人的には、もっとダイヤル減らしてもらってもいいくらい」
「設定機能のロックボタンがほしいですね。歩いているときに、設定が変わっているときがある。これからは、そういう使い勝手をもっと煮詰めていってほしいですね」
新しく採用されたワンダイヤルには、戸惑っている参加者も少なくないようだが、大型液晶を使ったナビゲーションは確認しやすいとの意見が大勢。操作性については、やはり実際に使い込んでみないとわからないようだ。
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座談会中、参加者のひとりから「モデル名の“α700”ですが、サイトやブログをはじめ多くのカメラファンは、まさか“700”になるとは予想していませんでした。“α700”というモデル名に決めた経緯は? こめた想いは?」との質問が。それに対する上田氏の回答がこちら。「社内でもいろいろな意見があったので
すが、やっぱり“7”だろうと!〈笑〉 コニカミノルタ時代からαマウントをずっと使ってくださっているお客様も多いですから。1年以上も新しいモデルを待っていただいたお客さまに、いちばんストレートに伝わる数字は“7”しかないな、ということで“α700”に決定しました」
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