Network Music Style
INTERVIEW
ネットワークウォークマンNW-E500/E400シリーズ 開発者インタビュー
“2重”“0.2mm”が生み出す透明感
――特徴的な透明なボディはどうやって生まれたのですか?
市村 公延
ソニー株式会社
インフォメーションテクノロジー&コミュニケーションズネットワークカンパニー
パーソナルコミュニケーションズ事業部門
NW-E500/E400設計プロダクトマネージャー
市村:NW-E500シリーズを真正面から見てください。サイドが透明なように見えませんか?
この商品の背面は全面が金属に覆われています。だからただの透明ケースで覆っただけでは、前面からでも背面の金属パーツが透けて見えていいはずですよね。だけど、側面を見ると透明に見える。
この秘密は、基板や有機ELディスプレイを色のついたケースで覆い、さらにその上から透明のケースで覆う、二重構造にあるんです。

当初は一重構造で考えていて、ケースの内側に塗装するような方法を考えていました。結果は失敗。塗装しただけでは、ケース全体がその色に染まってしまって、全く透明な部分がなくなってしまい、さらに太って見えてしまうのです。
メカ設計者と試行錯誤を繰り返すうちに分かってきたのが、それには光の屈折率が大きく関わっているということ。
高校生のころ物理で勉強したと思うのですが “スネルの法則”、光の屈折率や反射についてのあの法則を使うんです。まさか、大人になって復習すると思いませんでしたが(笑)、それを元に考えたのがこの二重構造なんです。
また、単に二重にするだけではダメで、その間に約0.2mmの空気層を作ってやること。これによって、光の屈折率を割り出すと、透明な部分と色がついた面を見せることができるのはもちろん、側面を透明に見せることが可能になったんです。
側面が透けて中の部分が浮いているように見えるからこそ、商品全体がスマートに、スタイリッシュに見える。この"二重構造"と"0.2mm"が、新しいネットワークウォークマンのこだわりなんです。
ウォークマン史上最もこだわったディスプレイ表示
――3行表示や時計やスクリーンセーバー的な表示などディスプレイの表示も特徴的ですが、それらへのこだわりを聞かせていただけますか?
神山 将人
ソニーデジタルデザイン株式会社
ヒューマンインターフェースデザイン部
NW-E500/E400 GUIデザイン担当
神山:「まず、今回のNW-E500/E400シリーズのディスプレイについては、単に使い易い、見やすいというだけでは完成度は半分で、それにプラスして「持って・見てワクワクする要素」が必要。そこから時計やラップタイム、沸き立つバブルのディスプレイが生まれました。今までのウォークマンというと、どちらかというとクールでマニッシュな印象が強いと思うのですが、今回はあえてソフトな表現にしたのも特徴の一つですね。

さらに、ユーザーが操作をしていて心地よいと感じられるようにいろいろと細かな工夫をしています。例えば、ディスプレイの表示の動きと、手でジョグシャトルを操る動きが連動するようになっていて、ジョグシャトルを上にひねる、つまみ上げると、表示もその動きにあわせて上下左右に移動します。こうすることで、表示や操作がより直感的でわかりやすくなっているのです。さらに、その動きについても、始めは速く、徐々にゆっくりになって止まるといったように、自然の摂理に沿った動きにしています。ユーザーが一番心地よいと感じるものはやはり自然の中にあると、工夫を重ねました。
ともあれ、それらを実現できたのも、今までの液晶ディスプレイのものに比べて表示反応も早いし、表現が豊か、そして自発光だから小さな文字まで良く見える有機ELディスプレイあってこそ。
ウォークマン史上、最もディスプレイ表示のデザインにこだわったモデルになったのではないでしょうか。」
“質”と“実”を兼ね備えた、ソニーだからこその一品
――最後にNW-E500/E400シリーズを楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。
伊藤:今回はNW-E500/E400シリーズの、透明感とディスプレイデザインへのこだわりしか話せませんでしたが、本体のカラーの塗装にしても、3分充電で3時間も音楽が楽しめる急速充電にしても、こだわりが満載。NW-E500/E400シリーズは、多くのみなさんに喜んでいただける、“質”と“実”を兼ね備えた、ウォークマンだからこその一品だと自信を持っています。ぜひ一度手にとって、その使い心地、楽しさを体験してみてください。
また『NW-E507/N』(プレミアゴールド)は、その名の通りソニースタイルでしか入手できないプレミアムな一品。ぜひ身に着けて、ワクワクするミュージックライフをお楽しみください。

市村:今回、“美しい形”と“充実した機能”を両立させたNW-E500/E400を誕生させることができました。どんな方にも、本当に「手にとって」その価値を実感していただきたいですね。
ただ、もちろんこれがネットワークウォークマンの最終形ではありません。ここではいえませんが(笑)、まだ実現させたいアイディアが山ほどあります。これからも進化するウォークマンにも期待してください。

神山:ディスプレイの表示をユーザーが自分の好きなデザインから選べるカスタマイズ性にも注目していただきたいです。きっとひとりひとりにとって「自分好みのウォークマン」になると思いますのでお好みのディスプレイ表示を試してみてください。
左から背面の金属、バッテリーと基板(脇にぶら下がっているように見えるのが有機ELディスプレイ)、その上にかぶせる色つきのインナーケース、透明なトップケース。そして完成したNW-E507/N
側面方向、斜め上から入ってくる周囲の光は、透明なトップケースの表面や内側に反射しながら目に入る際、別の色に変わることなく、入ってきた光そのままの状態で飛び込んでくる。これによって、透き通るような辺縁部の透明感や内部パーツの浮遊感を演出する。
(1)ケースの曲面がレンズのように作用し、サイドの光が図のように集まる仕組みです。
(2)ケースが二重構造になっているため、内部で反射する光には色がつきません。
音楽が浮き立つようなバブルの表示。スクリーンセーバー的に利用することができる。
ネットワークウォークマン
NW-E507/N
ソニースタイルオリジナルモデル
販売価格:
(送料別、3年間保証サービス<ベーシック>付)
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